かかとのガサガサは重大な警告

整体施術をしていて、この時期になると目立って増えるのが、

ガサガサやガチガチのヒビ割れといった、かかとの角質トラブル。

軽石で削ったり、クリームで保湿したりというケアだけでは追いつかない人が多いです。

こういうケアは、一度ツルツルの状態にしてから維持のためにおこなうものですから、

ガサガサ・ガチガチのところにしてもほとんど効果はないでしょう。

かく言う私も、糖尿病で血糖値が高かったころは、かかとがガサガサでした。

今はすごいツルツルというわけではありませんが、全くガサガサにはなりません。

かかとがガサガサになるのには、どういう意味があって、どうしてなのでしょうか？

通常、皮膚は皮脂腺から出る皮脂で皮脂膜を形成し、水分を保持し肌の潤いを保っています。

ところが、足の裏には汗腺はたくさんありますが、皮脂腺はありません。

これに加え、足には体重が乗って圧迫されますし、

複数の関節を介する身体の末端にあるためにどうしても水分が行き届きにくいのです。

足の裏はもともと代謝不良、乾燥しやすい場所といえます。

 

足の裏を含めた全身の皮膚は、すべてターンオーバーします。

古い表皮細胞は新しい表皮細胞によって角層へと押し上げられ、

角質という死んだ細胞になり、垢(あか)となってはがれ落ちます。

この、表皮細胞が生まれて角層から垢としてはがれるまでの過程を「ターンオーバー」と呼びます。

ターンオーバーは通常、部位にもよりますが約28~40日で繰り返されます。

 

踵をガサガサ・ガチガチにしているのは、死んだ表皮細胞である角質です。

本来なら垢として勝手に剥がれ落ちるものが、落ちずに留まっているからガサガサになるのです。

つまり、新しい表皮細胞が生まれにくい状態だと言えます。

ターンオーバーが止まっていると言っても過言ではありません。

 

踵がガサガサ・ひび割れるのは、

『新しい表皮細胞が生まれないほどの代謝の悪化』が原因なのです！

ここまで述べたように、細胞分裂の鈍化が踵ガサガサの原因なのに、

軽石で角質を削ったり尿素配合の保湿クリームを塗ったところで、

所詮一時しのぎの対症療法であり、根本的な解決にならないのはお分かり頂けたかと思います。

 

踵ガサガサを放置すると、深刻な血管系トラブルに繋がります。

絶対に放置してはいけません。

踵ガサガサに気づいたら、以下のことを見直すタイミングです。

①【運動不足】主に下半身の筋力不足

②【栄養不足】主にビタミンB群、ミネラル不足

③【血液汚染】糖質過多・酸化した油・食品添加物・人工甘味料・ジャンクフード

④【骨盤調整】関節(仙腸関節・股関節・膝関節・足首・足指関節)の詰まり

 

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お正月の前に健康不安はひとつでも多く解消しましょう♪