埼玉にある水素サロンセルくれんず|すぐ隣にある薬害
2021/02/01
免疫学の権威、故・阿保徹先生の著書「薬をやめると病気は治る」より
【すぐ隣にある薬害】
ある鍼灸院の前を通ったときのことです。
「肩こりは病気のはじまり」という看板を目にし、
私は以前見かけた外来での光景をふと思い出しました。
それは肩こりをしきりに訴える患者さんと医師の会話でした。
よほど肩がつらいのか顔をしかめている患者さんに医師は、
「大丈夫、肩こりなんて病気のうちに入りませんよ。
湿布と痛み止めですぐ楽になりますからね。」と声をかけていました。
肩こりは国民病といっていいほど、ありふれたものです。
病気というよりは、単なる不快症状にすぎない。誰もがそう思うでしょう。
当時は、私も特に気にとめず二人の会話を聞き流していたのでした。
しかし、現在の私なら、患者さんに次のようにいうでしょう。
「肩こりは病気の始まりですよ。
湿布や痛み止めを使っているようなら、すぐにやめましょう」と。
~中略~
頭痛には痛み止め、カゼで熱が出たら解熱剤、胸やけには消化剤、
眠れない時は睡眠薬、ひざ痛には湿布薬などと、
病院で薬をもらうことは半ば習慣化しています。
確かに薬を飲めば不快な症状は消え、気分も楽になります。
頭痛持ちや腰痛で悩んでいる人は、「痛み止めなしでは暮らせない」と思っている人も多いでしょう。
しかし、消炎鎮痛剤(痛み止め)や睡眠薬、抗不安剤、制酸剤(胃酸の分泌を抑える薬)など、
医療の現場でよく使われいる薬であっても、2年、3年と長期に使い続けていると
病気はますます治りにくくなり、やがて新たな病気を発症させる恐れがあるのです。
【薬の長期使用がストレスになる】
私がそう確信するようになったのは、平成7年、共同研究者の福田稔医師とともに、
「白血球の自律神経支配の法則」(福田ー阿理論)を発見してからです。
自律神経というのは、血管や内臓の働きを調整している神経で、
交感神経と副交感神経から成ります。
~中略~
自律神経のうちの交感神経が過度に緊張すると、
白血球のバランスは乱れ免疫力も低下してさまざまな病気が発症する。
交感神経ぼ緊張が改善されないと、免疫力も低下したままなので、病気は治りにくく悪化しやすい。
交感神経の緊張を招く最大の原因は、
「働きすぎ」「心の悩み」「薬の長期使用」などのストレスです。
過労や精神的なストレスが免疫力を低下させるというイメージは、
皆さんも描きやすいと思います。
けれども、薬の長期使用については、ややわかりにくいかもしれません。
先にお話しした肩こりと痛み止めを例に説明しましょう。
痛み止めに含まれる成分には、交感神経を刺激する作用があります。
交感神経は血管を収縮させたり、心拍数を上げたりする働きをします。
交感神経が緊張すると、その影響で全身の血流が悪くなり、
常に脈がカタカタと速く打ち、動悸や不安感が増し、不眠になります。
血管がたえず絞られた状態になれば血圧も上がります。
血圧が慢性的に高くなると、動脈硬化も進行します。
問題はこれだけにとどまりません。
交感神経が過度に緊張した状態では、白血球のうちの顆粒球と呼ばれる細胞が増えます。
顆粒球は活性酸素という毒性の強い物質をまき散らし、
これによって体の粘膜細胞が破壊されます。
痛み止めの常用によって交感神経の緊張が続くと顆粒球による組織破壊もくり返され、
その影響で細胞のガン化が促進されるのです。
これは一つの例であり、誰もがガンになるわけではありません。
しかし、痛み止めの長期使用は、自律神経のバランスを乱して確実に免疫力を低下させます。
私が「肩こりは病気のはじまり」と申し上げたのも、痛み止めの常用がもとで、
肩こりという小さな不調から次々と新たな不調を抱えることになるからです。
一つの症状を抑えても、そのためにダメージを受けた影響で別の症状が出てくる…
薬のダラダラ使用は「あっちを叩けば、こっちが出る」という
ドリフの箪笥コントのような無限ループが箪笥(身体)が壊れるまで続くことになります。
薬は病気を治すものではなく、症状をコントロールするためのものであると認識しましょう。
飲まなくていいなら、飲まないほうが良いのです。
ストレスは、身体を温めてリラックスして副交感神経を優位にするだけで簡単に解消できます。
眠れない人は良くない兆候です。
不眠症は早いうちに解決しないと、大病に繋がる可能性もあります。
HHO(酸素水素ガス)を吸入して活性酸素を消せば、それだけで眠れるようになるかもしれません。
このブログを読んで、自分が「交感神経優位かもしれないと」思ったら、お気軽にご相談ください。