埼玉にある水素サロンセルくれんず|筋肉&神経細胞の記憶
2021/02/09
筋肉・神経をはじめ、私たちの身体を構成する細胞に記憶力が記憶力があるとしたら?
整体の施術をしていて実感するのは、
運動神経が良い、或いは良かった人ほど、施術効果は長続きしないということ。
これはどうしてなのか?
と、ず~っと悩んでいましたが、
最近施術させて頂いた元アスリートの女性から、ヒントをもらいました。
それは、「筋肉細胞の記憶力」です。
一般的に、「運動神経が良い」ことは「瞬発力が優れている」と置き換えられます。
そして「瞬発力」は身体の「バネ」があってこそです。
身体の「バネ」というのは「筋肉の収縮力」です。
筋肉は収縮すれば、硬くなります。
アスリートが、競技力を高め、パフォーマンスを上げるためにトレーニングすると、筋肉はどんどん硬くなります。
トレーニングで負荷をかけた時間の長さによって、筋肉細胞はそのストレス環境に適応します。
ずーっと負荷ストレスがかかった状態を「普通」と思うようになるのです。
そして、競技をやめてトレーニングをしなくなった時から、その弊害が起こり始めます。
競技をするために必要だった筋力が、競技をやめると必要なくなります。
日常生活においては、「バネ」を使う場面が減ってしまうのです。
「バネ」のある硬い筋肉は、血流が少なく冷えています。
リカバリー(回復)を意識せず、鍛えっぱなしで放置していたら、
鍛えるのをやめた途端に、冷えが原因の不定愁訴として表面化します。
そこで初めて、身体の不調を訴えて、治療や施術を受けるとします。
施術を受けた直後は、硬かった筋肉が柔らかくなり血流が巡るので症状は良くなります。
ところが、細胞はその状態を良しとしません。居心地が悪いのです。
なぜなら競技をしていた頃の常に負荷ストレスに晒されていた状態を「普通」だと記憶しているからです。
細胞は全力で「普通」の状態に戻ろうとします。
これを恒常性維持機能(ホメオスタシス)と言います。
これがアスリートはじめ、運動神経が良い・良かった人が、
施術を受けても1週間もたずに、身体が施術前の状態に戻ってしまう理由です。
筋力アップのためにトレーニングで鍛えていたことがある人、
運動していなくても、仕事や人間関係のストレスに晒されて冷え性がある人、
便秘や生理痛を抱えながら対処せず放置している人、
以上の人たちは、細胞に血流がなく冷えている状態が「普通」になってしまっている可能性があります。
細胞の「普通」の記憶を書き換える必要があります。
そのためには施術の効果が切れる前に、再度施術を受けるというふうに、
細胞組織の血流が活発になっている状態を維持することです。
そうすればきっと細胞は血流がある状態を「普通」と認識し、冷えて硬い状態には戻らなくなるはずです。
運動習慣がガラッと変わったことがあって、現在体調がすぐれない人は、
「細胞の記憶」を呼び起こすことが、体質改善のきっかけになるかもしれません。