埼玉にある水素サロンセルくれんず|不定愁訴シリーズ①日常的な不調のクスリ
2021/04/08
『不定愁訴』とは…
臨床用語で、患者からの「なんとなく体調が悪い」という主観的な多岐にわたる
自覚症状の訴えがあるものの、検査をしても客観的所見に乏しく、
原因となる病気が見つからない状態を指す。
頭が重い、イライラする、疲労感が取れない、よく眠れない…etc
「医者が飲まない薬、受けない手術」(宝島社)より
以下、抜粋☟
医療費の高騰を抑制するために、2017年1月1日、
セルフメディケーション税制が導入された。
所得控除の対象となるスイッチOTC医薬品をはじめとして、市販薬の役割が高まっている。
一方で、ドラッグっストアなどで買える手軽さから、
常用や長期連用に繋がりやすいという問題もある。
たとえば、痛み止めの薬(解熱鎮痛剤)。
体質的に頭痛持ちの人などは、ドラッグストアで買える頭痛薬が“お守り代わり”として生活の支えになっていることもあるだろう。
しかし、痛み止めの薬はそもそも症状が出たときにだけ限定して使う「頓服薬」である。
頭痛に限らず、慢性的な症状を抱える人が薬を常用・乱用することで、
思わぬ健康リスクに見舞われる危険があるのだ。
とりわけ起こりやすいのは、処方薬のロキソニンと同じものが市販薬として手に入るケースでの、
胃粘膜へのダメージや腎機能低下の副作用である。
岡田正彦医師が解説する。
「ロキソニンを1週間以上、連用すると、胃粘膜に炎症や潰瘍が生じます。
解熱鎮痛剤はあくまでも緊急避難的に使う薬ですから、漫然と飲み続けてはいけない。
ほかにも、長期連用で重大な副作用が起こる薬はあり、
胃潰瘍や、逆流性食道炎の胸やけで処方される胃薬、
オメプラールなどのプロトンポンプ阻害薬(PPI)もその一例です。
わずかな不快感の軽減よりも、副作用のリスクを気にするべきです」
日常的な不調や、ちょっとした不快感を解消するために薬に頼ることがクセになると、
薬の量や種類を増やすこと、習慣的に飲み続けることへの心理的ハードルが低くなる。
その結果、副作用のリスクは高まり、薬の種類によって耐性が生じて、
いざというときに薬が効きにくくなる悪循環を生むこともある。
そもそも、痛み止め、風邪薬、胃腸薬、便秘薬といった薬は、
あくまでも対症療法にすぎず、不調の原因を根本的に治す作用はないものがほとんどなのである。
以上、抜粋ここまで☝
《まとめ》
ドラッグストアで買えるクスリは、
症状が出た時に限定して対症療法的に使用する頓服薬。
常用・乱用は、使用法・容量を守っていないことになる。
飲めば飲むほど身体は薬に対する耐性が上がり、飲んでも飲んでも効きにくくなる。
対症療法で慢性疾患は根治できない。
慢性疾患は、発症までと同じ時間が根治までにかかると心得よ。