埼玉にある水素サロンセルくれんず|医者が受けない手術|腹腔鏡&胸腔鏡手術|後編
2021/04/22
「医者が飲まない薬、受けない手術」(宝島社)より
以下、抜粋☟
技術力が求められる腹腔鏡手術では、
「誰が執刀するか」が開腹手術以上に重要なカギとなる。
腹腔鏡手術そのものの是非よりも、
手術を受ける施設や外科医を吟味して選ぶことが最重要なのだ。
肺がんや食道がんの胸腔鏡手術にしても同じで、
治療の質を左右する最大の問題は、どこで誰が執刀するかということ。
手術の多い病院で、経験豊富な外科医のもとで手術を受けられるかどうかにかかっている。
たとえば、ガンの場合、最初に診断された病院で「手術しましょう」と言われて、
考える余裕もないままに手術を決める人が少なくない。
しかし、腹腔鏡や胸腔鏡の手術が適用となるのは基本的に、
すぐに命を落とすわけではない早期のガンや、良性疾患である。
下調べをしてからでも遅くはないだろう。
腹腔鏡手術を検討している人に向けて、前出の麻酔科医・筒井医師が、
次のようにアドバイスする。
「腹腔鏡手術は基本的には、ガンでない腫瘍、胆石、癒着剥離などの良性疾患や、ごく初期のガンが対象です。
ただし、過去に腹部の手術をしたことがある人には、あまりお勧めできません。
出産時の帝王切開なども含め、開腹手術の既往があると、
お腹の中に癒着が残っていて、手術の難易度が上がるからです。」
では、いざ自分や家族が腹腔鏡や胸腔鏡で手術を受けることになったら?
患者側が直接、執刀医を選ぶことはできないが、
“自己防衛”の策を筒井医師が具体的に伝授する。
「腹腔鏡手術のメリットのみを並べて、限界やデメリット、また、
開腹手術に移行する可能性を説明しない外科医は要注意です。
そんな医者にあたったら、場合によっては転院したほうがよいかもしれません」
それができない状況だとしたら、どうすればいいか。
「術前説明の際に『病気が治れば、傷は大きくてもかまいません。
腹腔鏡にはこだわりません。』と伝えたうえで、
『なにかあれば遠慮なく開腹してください』とダメ押ししておくといいでしょう。
治療においての優先度は『小さい傷で済むこと』よりも、
『病巣をキチンと切除すること』が常に上位にこないといけません。
これは大原則です。」
開腹、開胸手術であれ、腹腔鏡・胸腔鏡手術であれ、
双方のメリットとデメリットをよく理解し、
充分な説明を受けたうえで治療に臨むことが肝心だ。
以上、抜粋ここまで☝