埼玉にある水素サロンセルくれんず|活性酸素は命に必要|排除しても健康にはならない
2021/05/07
活性酸素が悪いものとして、それを除去すると謳う水素商材が溢れています。
今回は水素のことではなく、活性酸素について書きます。
水素サロン経営という仕事柄、
『活性酸素が病気の原因の9割』などのキャッチコピーを頻繁に耳にします。
決して嘘ではないとは思いますが、断言できないのも事実です。
じゃあ活性酸素がなければ身体は酸化しないのか?
と言われたら否定も肯定も証明できないのです。
まず「活性酸素=悪」という考えをお持ちの人はどうか認識を改めて頂きたいのですが、
一口に活性酸素といっても、実は大きく4つに分けられます。
以下、下にいくほど酸化力が強く危険度が高まります。
【善】スーパーオキシドアニオンラジカル
【善】過酸化水素
【善】一重項酸素
【悪】ヒドロキシラジカル
なんと4種の活性酸素のうち3種は善玉なのです‼
善玉活性酸素の役割は…主に、免疫細胞である白血球が外的と戦うための武器です。
排除すべきは悪玉活性酸素であるヒドロキシラジカルのみなのです。
活性酸素の発生を抑えるものとして抗酸化食品やサプリメントが人気を博していますが、
それによって寿命を縮めるという研究もあります。
どういうことかというと、善玉活性酸素を減らすことによって白血球の武器を奪っているのです。
つまり、免疫力が落ちてしまい病気に掛かりやすくなるということです。
さらに悪いことには、抗酸化食品やサプリメントでは悪玉活性酸素ヒドロキシラジカルは抑えられないのです。
唯一、化学反応で排除できるのが水素だと言われています。
それでなくても呼吸で取り込んだ酸素の2~3%は活性酸素になるとされています。
その2~3%の活性酸素はいわば免疫力となる善玉なので必要です。それを排除してはいけません。
つまるところ、善玉活性酸素を悪玉化させるストレスこそが悪なのです。
そのために一番の薬になるのは…
「自律神経を整える」こと
朝起きて夜寝る、お腹が減ったら必要なぶんだけ食べる、1日1回は全身の筋肉を伸縮させる
これだけで自律神経は整います。
例えば、病院での入院生活です。
起床と就寝時間を管理され、ほどほどの食事。
そこに運動として階段の昇り降りをプラスするだけで、簡単に自立神経は整います。
不定愁訴など気づけばなくなっているかもしれません。
悪玉活性酸素を増やさないために、必要なのは抗酸化食品やサプリメントではなく、
なんちゃって入院生活です!