埼玉にある水素サロンセルくれんず|野菜ジュースは野菜ではなくジュース
2021/08/22
野菜ジュースは種類も豊富で、いろいろなものが出ています。
野菜不足の解消やビタミン摂取など何らかの意図をもって購入する人、水や清涼飲料水を飲むより健康良いと考えている人がほとんどでしょう。
あえて言います。
市販の野菜ジュースに健康増進効果や、栄養的な対価は望めません。
その原材料が国産野菜であったとしても、です。
野菜ジュースを生のまま絞って、紙パックや缶に詰めたりしたらどうなるだろう、と考えてみてください。
腐る、カビが生える、食中毒が起こるといった事故が起こる可能性があります。
メーカーはそれを防ぐために何をするかというと…加熱です。
熱を加えて殺菌しているのです。
もちろん、「果汁100%」と明記されているものでもそうです。
「国産野菜であっても」と先述しましたが、野菜ジュースの原材料の多くは海外から調達しています。
日本よりはるかに低コストだからです。
その原材料がどこまで安全性を担保できているかなど、消費者側からは確認のしようなどありません。
野菜を調達するといっても、そのまま輸入するのではありません。
まず野菜を煮詰めて水分を飛ばすことで、量が圧倒的に少なくなります。
この状態で輸入するので、コストがものすごく安くなるというわけです。
それを水で濃度調整して製品化しています。
これをいわゆる「濃縮還元」製法といいます。
水分を飛ばした時点で、栄養価値はほとんど下がってしまいます。
食物繊維のカスは残っているので、それでもいいという人は飲めばいいでしょう。
中には、もともとあった栄養価値を、さもそのまま入っているかのように謳っている商品もあります。というかほとんどそうです。
でも、製造工程を知れば、栄養価値が紙パックや缶の中に本当に入っているかどうかなど、少し考えればわかりそうなものです。
要は、多大な期待を持って飲むものではない、ということなのです。
野菜ジュースが大好きだという人が一定数いますが、健康のためではなく、あくまでも嗜好品として飲めばいいと思います。