埼玉県の越谷市にある水素サロンセルくれんず|筋肉のもみほぐしをする前に筋膜の癒着をはがすのが先
2021/12/13
セルくれんずで提供している整体は、私が独自に構築した施術です。
まず筋膜の癒着を剥がしてから、筋肉にアプローチします。
筋膜リリースだけでは筋肉の拘縮は改善できませんし、ピンポイントで押す指圧では筋膜の癒着が剥がせないので施術効果は薄いと考えます。
ストレスによって筋膜の粘度が増し癒着することで、筋肉の拘縮が進み血流が悪化して硬くなります。
要するに、整体に順番があるとすれば①筋膜➡②筋肉ということです。
筋肉に関する知識が豊富な人は多いですが、筋膜のことを知っている人はほとんどいません。
今日のブログでは、筋膜のことを知っていただければと思います。
【筋膜って?】
体重の約7%は筋膜を含む膜構造です。
体重50kgの人であれば3.5kgが膜ということです。
身体の中で筋膜がないのは「眼球」「髪の毛」「爪」くらいです。
それ以外の細胞組織、筋肉はもちろん、内臓や骨もすべて筋膜で包まれています。
筋膜は身体中に張り巡らされている全身ストッキングようなものと言われるゆえんです。
身体を変えたり、アプローチする時に筋肉のことや骨、関節のことは考えることが多く、筋膜の存在感は少し薄く扱われています。
というのも、おそらく筋膜の研究は他の筋肉や関節の研究に比べ、かなり少なくよくわかっていないことも多かったからです。
しかし、筋膜ケアこそ誰もが真っ先に取り組むべきなのです。
【筋膜の役割】
人間の身体には、
約200の骨、約400の筋肉、靭帯や腱、60兆個の細胞(諸説あり)があります。
それらを繋ぎ留めているのが“筋膜”です。
骨格や体内の軟らかい組織を支え、
骨や臓器の位置や筋肉が動く方向を定め、
体形や体格を決めたりしています。
“第二の骨格”と言われるほど、姿勢の器官として重要な役割を担っています。
普段の姿勢や歩き方、おこなっているスポーツで筋膜はかたどられます。
その型によって身体の動かし方が決まります。
「後ろ姿でわかったよ」
「独特な歩き方だね」
そう言われるような、その人独自の姿勢や動きを筋膜はつくっています。
【筋膜がゆるんだサイン】
①動きがスムーズになる
筋膜がほぐれると"伸び"や"滑走性"が改善されるので動きやすくなりす。
硬くなっていた筋膜がほぐれるだけでそこに繋がっている他の筋膜の動きもよくなります。
それまで引っぱられていたり、ひっかかったりしていた動きの制限が開放されて動きがスムーズになります。
可動域が拡大します。
②手触りが柔らかくなる
施術部位に手を当てて動かしてみると、筋膜が硬い場合はあまり動きません。
筋膜がほぐれると弾力が出てスライドしやすく、よく動きます。
また、つまみやすくなったりもします。
触った感じが柔らかくなり、柔軟性の改善につながります。
③皮膚が赤くなる
筋膜がほぐれると血流が良くなり、ほんのり赤くなります。
場所によっては真っ赤になることもあります。
それは瘀血(おけつ)が流れるからです。
瘀血とは血液の流れが滞った状態です。
いわゆる〈血行不良〉〈循環が悪い〉ということです。
その滞っていた汚い血が流れ、皮膚が赤くなります。
個人差はありますが、数分〜1日、2日程で赤みはひきます。
④施術部位が熱を発する
血流が良くなることで発熱物質であるプロスタグランジンが運ばれます。
筋膜がほぐれると、血流が滞っていたところに血液が流れ熱くなります。
局所的に施術部位の血流がよくなると、それにより身体全体の血行がよくなるという相乗効果が期待できます。
筋膜をほぐせば可動域、柔軟性、血行不良や冷えの改善につながります。
【筋膜ケア後の好転反応】
好転反応とは"体が回復する過程で起きる一時的な反応"です。
健康になるための“通過儀礼”とも言えるかもしれません。
歪んだ筋膜や硬い筋膜を戻すには、圧を加えて破壊する必要があります。
壊れた筋膜が綺麗な筋膜に修復する時の反応として、好転反応が起こるのです。
個人差がありますので、全ての反応が出るわけでもありませんし、程度や出るタイミングもマチマチです。
①だるさ
全体的にだるい感じや重い感じがあります。
リリースした部位というより全体的にあらわれることが多いです。
私の体感では運動後のほどよい疲労感に似ているでしょうか。
とても疲れたという感じですが嫌なだるさではないです。
②眠気
ぼーっとした感じがあり眠たくなります。
帰りが眠くて眠くて仕方なく少し仮眠をとることもあります。
車で来られる方は注意が必要です。
③筋肉痛
筋膜ケアを施すと、今まで使えてなかった筋肉が使えるようになります。
体の使い方が変わった影響で、筋肉痛が起こることがあります。
姿勢や歩き方が変わり、普段使っていなかった筋力の弱い筋肉が動員されることで筋肉痛になります。
【好転反応が出たら】
ほとんどの場合、2〜3日程度
長くても3〜4日程度すれば自然となくなります。
好転反応がなくなれば、筋膜の修復が完了したサインです。
身体の柔軟性や軽さをかんじることでしょう。
筋膜の修復を早めるために
・たくさん水を飲む
・あたたかくする
ことが効果的です。
お水を飲んで、あたたかくすることで
血流代謝が良くなり筋膜に酸素や必要な栄養を届けやすくなるからです。
以上のように、筋膜をケアすることで得られる恩恵は多大です。
せっかく整体を受けるなら、筋膜ケアをしないのは悪手以外の何物でもありません。
セルくれんずでは、初見のお客様は必ず顕微鏡での血液観察をおこないます。
赤血球が酸化しているなど血液の状態が悪いまま、施術はおこないません。
いわゆる“瘀血(おけつ)”を流すことによる血管内膜の損傷や、血液を浄化する内臓に負担をかけるリスクを最小限に抑えるためです。
HHOガス吸入➡筋膜ケア➡筋肉へアプローチ
これが身体に優しい整体だと自負しております。