埼玉にある水素サロンセルくれんず|好転反応をクスリで抑えるな
2021/02/14
好転反応という言葉を聞いたことがありますか?
私のような整体師や、東洋医学系の治療院ではよく使われます。
一方、病院の医者は好転反応という言葉は使わないどころか、
「ニセ医学」とまで散々な言われようをすることもあります。
西洋医学においては、どこまでいっても「症状」でしかなく、
医者は症状をクスリでコントロールするしか能がないのです。
「好転反応」とはその字の如く「体が良い状態に変わる過程で現れる反応」です。
東洋医学・漢方では「瞑眩(めいげん)」と呼ばれる状態で、
血流がよくなり体が正常な状態になることで体内に溜まっていた毒素が一気に排出される為に起こります。
施術を受けたあと一時的な体の不調が起こることがあるのです。
では、好転反応とは具体的にどんなものでしょうか。まず好転反応には4つの種類があります。
1.「弛緩反応」
新しい刺激に体が反応して起こります。だるい、眠い、倦怠感などが一般的で、たいてい数日で治ります。
2.「過敏反応」
下痢、痛み、腫れなどが症状で、元の身体の状態が悪ければ悪い程この反応は強く出ることがあります。
強く反応が出た箇所は体の中で最も傷んでいたとも言えるでしょう。
3.「排泄反応」
体の自然治癒力が正常に働き始めることで、蓄積されていた老廃物が排出され始めます。
そのため、吹き出物・目ヤニ・鼻血・排泄物の変化などの症状が現れます。
4.「回復反応」
今まで悪かった血行が巡り始めると起こる症状で、倦怠感などが一般的です。
もちろん、すべての人がこれらの反応を症状として感じるかと言えば必ずしもそうでもないのです。
好転反応が起こっていてもそれを感じない人はたくさんいます。
長期間ストレスに晒され続けていたことに伴う筋肉の収縮が頑固で、一度の施術では弛めきれないとか、
痛みや発熱を恐れすぎて、クスリや湿布に頼って冷やしてしまうとか、
せっかく施術を受けて血流が起きたから出てきた好転反応を、なかったものにしてしまうのです。
好転反応は、初めに強く出る傾向がありますが、繰り返す度に弱くなっていきます。
好転反応とは、体が本来の正常な状態に戻る過程で出る「自然の調整作用」ですから、
これを乗り切ると、前より体の状態がずっと良くなっているはずです。
特に春先は冬の寒さによって硬まった筋肉中に潜んでいた老廃物が、気温の上昇により動きやすい季節です。
当然、今までになかった症状が出やすいのもこの季節ですから、
日ごろから筋肉を弛めるボディケアをしておいて、好転反応を恐れないようにしましょう。