埼玉にある水素サロンセルくれんず|プラセンタにご用心
2021/01/22
最近注目されている美容成分『プラセンタ』をご存じでしょうか?
プラセンタというのは、哺乳動物の胎盤のことです。
そのふれこみとしては、
“胎児の生命を維持し、成長を促す大切な働きを担っているので、
生体に働きかける多彩な作用が期待できるのです。
プラセンタはもともと漢方の世界では「紫河車(シカシャ)」と呼ばれ、
2000年前から中国の皇帝たちに珍重されてきました。
作用も穏やかなことから、カラダの弱い女性やお年寄りの疲労回復や体力の増強、
虚弱体質の改善、さらに不妊症の改善など昔から幅広く使われてきました。”
とのことです。
実際に、ご自身で出産されたときに出てきた胎盤を食べる人もいますから、
なにかしらの作用があるとは思いますが、ご自身の細胞だったプラセンタを摂るのと、
市販されているプラセンタを摂るのは、まったく別問題と考えたほうが良いです。
というのも、
市販品のプラセンタは、
豚や馬の“胎盤”を分解処理したもので、
美容効果を謳って商品化されている。
国立健康・栄養研究所がまとめた『健康食品』の、
素材情報データベースでは、「有効性情報は文献の中に見当たらない」となっている。
要するに…
公的機関でさえその有効性が分かっていないものを販売している
ということになります。
同じヒトの胎盤だったとしても、非自己であれば異物ですし、
ましてや豚や馬の胎盤は、種属が違いますから紛れもなく非自己です。
美容効果があると謳っていますが、
ヒトではない細胞がヒトの細胞に良い効果をもたらすでしょうか?
プラセンタの使用には注意したほうが良いかもしれません。