埼玉にある水素サロンセルくれんず|有酸素運動でフライドポテトは相殺できない
2021/02/04
マ●クやガ〇トなどの外食フライドポテトを、
身体に良くないと分かっていてもやめられない人は多いはず。
そもそもそういう人は中毒なので、自分の頭で考えられなくなっているのですが、
それを言っては身も蓋もないので、論理的に危機感を煽ろうと思います。
フライドポテトのみならず、ラーメンなど質の悪い油(脂質)を使っている料理全般に言える事ですが、
「良くないと思いつつ、やめられなくて食べちゃってぇ…」という依存症状は、
ジョギングなどの有酸素運動で汗流しているからプラマイゼロだよね!とは絶対になりません。
むしろ、圧倒的かつ致命的にマイナスです。
ヒト細胞の構成要素割合
ヒト細胞の構成元素とそのはたらき一覧
上記資料をご覧ください。
今回のフライドポテトがヤバい件は、細胞の12%を占める脂質に関連しています。
脂質は、細胞膜の成分です。
細胞膜はリン脂質2重層で構成され、細胞内外を仕切ることによって細胞内外の物質の出入りを制御し、
細胞内の恒常性を維持する役割があります。
具体的には、物質の選択的輸送や、伝達物質の受容体の働き(糖鎖)、膜を介した分泌や吸収を担っています。
上の資料は細胞膜の構造です。
その大半は脂質二重膜であることがお分かり頂けると思います。
近年、オメガ3やオメガ9などの脂質が注目されているのは、
細胞膜の質を高めることによって、健康効果を期待しているものとお考え下さい。
では、フライドポテトや唐揚げ、ラーメンのスープなどに使われている油はどうでしょう。
外食の揚げ物に使われているのは、ほとんどがオメガ6リノール酸と呼ばれる油です。
これらは、遺伝子組み換え植物由来の油であり、しかも未開封状態ですでに酸化しています。
現代人のほとんどが、日常的にオメガ6を摂りすぎです。
オメガ3などを意識して摂っている人と比べると、細胞膜の質が圧倒的に劣ります。
分かりやすく言うと、オメガ3&9をバランスよく摂っている人の細胞は、
細胞膜を介した栄養素のやりとりがスムーズであるのに対し、
酸化したオメガ6を大量摂取している人の細胞膜は質が悪いのです。
受容体の機能が低下しているため吸収もおぼつかないどころか、
細胞内でミトコンドリアが作った生命エネルギー(ATP)を分泌できないという状態です。
ATPが使えないと、身体に元氣が出ず老化する一方です。
生命エネルギーが使えない細胞の状態で、
有酸素運動をしたらどうなるでしょう。
細胞膜が悪質フィルター化していますから、
吸い込んだ酸素はミトコンドリアにほとんど届きません。
不完全燃焼の酸素は、活性酸素に変化します。
細胞膜の表面には「糖鎖」という受容体が産毛のようにビッシリ生えていますが、
活性酸素が糖鎖を錆びつかせて禿山のようにしてしまいます。
これは非常に深刻です。
細胞膜自体が悪い脂質で包み込まれ、活性酸素が錆びで固めてしまうのです。
細胞は酸欠&栄養失調が進行し、ガン化するかもしれません。
趣味がジョギングで身体を動かしているという人でも、全く健康に見えない人がいます。
そういう人はきっと細胞膜の質が悪いのです。摂っている油が悪いのです。
せっかく有酸素運動をしているのですから、どうやったら細胞内のミトコンドリアまで
酸素を届けられるのかを考えるのが先決です。
そうしないと、健康に良かれと思ってしている有酸素運動が命取りになりかねません。