埼玉にある水素サロンセルくれんず|酵素はあくまで自己にのみ働く
2021/02/16
私は、これまでの酵素(こうそ)に関する認識の間違いを認めます。
「酵素は有限であり自己にのみ働くので、それを補おうとフルーツ酵素などを摂るのは無意味だ」と発信してきました。
しかし、健康に関する膨大な情報量を持つサロンの会員様からのご指摘で、
私は酵素の認識を改めざるを得なくなりました。的確なご指摘に感謝致します。
事実、酵素は有限で自己にのみ働くのは間違いありません。
それを食べ物から補うことができないというのも間違いありません。
ですが、それゆえに
フルーツを摂るのは無駄ではないと理解しました。
私の出身地である青森の名産、リンゴを例に挙げるとしましょう。
リンゴにはカロテン、クエン酸、リンゴ酸、カリウム、ペクチン、
皮にはポリフェノールなど、様々な栄養素が含まれています。
もちろん酵素もです。
勘違いしてはいけないのは、リンゴを食べたから酵素を補えるわけではないということ。
どういうことか分かりますか?
リンゴも植物で生きています。人間と同じように生きているんです。
つまり、リンゴ自身が生きるための代謝で、「自己」である酵素をつくって使っています。
リンゴに含まれる酵素はリンゴの「自己」であって、人間にとって「非自己」だということ。
だからフルーツの酵素で人間の酵素は補えないと先述しました。
では、酵素を補えないのなら、流行りのフルーツ酵素ジュースは嘘なのか?
身体に不足した酵素を補うと謳っていたらウソです。
フルーツに含まれている栄養素を摂ると謳うならウソではありません。
動植物問わず、酵素は遺伝子情報から作られるタンパク質です。
酵素は代謝酵素と分解酵素に分けられますが、
分解酵素というのは自然エネルギー(酸素や日光など)を栄養素に変換する際の仲介役と言えます。
酵素の働きなしでは、先述のリンゴに含まれる栄養素も存在しない可能性があるのです。
酵素が働くことによって、栄養素が存在しているのならば、
リンゴの入ったフルーツ酵素ジュースは、含まれている栄養素を確実に飲んでいることになるので無駄ではありません。
フルーツの栄養を摂る目的で飲むならOK、フルーツの酵素を摂る目的で飲むのは間違いです。
《フルーツ酵素ドリンクを選ぶ際の注意点!》
①非加熱であること。つまり生の状態で食べる。動物性であれば、中身が赤いローストビーフ。魚なら刺身。添加物が入っているものは論外。
②食べ過ぎない、飲みすぎないこと。フルーツの糖度が高いほど、果糖の内臓への影響が心配です。運動など身体を動かす習慣のない人は、摂りすぎないように注意が必要です。
【結論】
自分以外の酵素はアテにしない!