埼玉にある水素サロンセルくれんず|現役歯科医が教えるやってはいけない歯科治療|被せ物・詰め物編
2021/04/28
「医者が飲まない薬、受けない手術」(宝島社)より
以下、抜粋☟
銀歯などのクラウン(被せ物や詰め物)には、保険適用かどうかで
色や質が大きく異なるというイメージがあるが、治療法は日々進化している。
たとえば、以前は保険適用の素材といえば銀歯だったが、
今は白い素材も対象になっている。
~中略~
長尾周格医師は、次のように注意を促す。
「もし『保険では白い歯は入れられません』と歯科医から言われたら、
利益が大きい自費治療に誘導しようとしている可能性があります」
さらに長尾医師は、保険診療の場合、治療した歯が虫歯になりやすいという説について否定する。
虫歯治療に用いた詰め物や被せ物のすき間に虫歯菌が侵入し、
再び虫歯になってしまうことがあるが、
これは被せ物や詰め物自体に問題があるわけではなく、
歯科医の不完全な治療に問題があるという。
その原因として、長尾医師は
「う蝕検知液」が十分に活用されていないことを挙げる。
虫歯を治療する際、除去が必要な感染部分をすべて切り取っているかどうかを確認することは難しい。
そこで、感染部分が残っていると色が染まって判別できる「う蝕検知液」
の出番となるわけだが、歯科医院に置いていないケースも少なくないという。
長尾医師が過去に勤務した歯科でも、この検知液がなかったそうだ。
「治療に必要で、理事長に購入をお願いしたら
『何それ?』と言われてしまいました。
きれいに切り取ったように見えても、
検知液を使うとまだ不十分だとわかることがあるんです」
確実な治療を提供する歯科医院なら、必ず使っているはず。
逆に言えば、う蝕検知液を使わない歯科医院の治療水準は低いと判断せざるを得ない。
悪い部分を切り取れば、どのような被せ物でも安心かといえばそうではないという。
長尾医師がデメリットの大きさを警告するのが連結冠だ。
「連結冠は、隣り合う2本や3本の虫歯に使う被せ物をつなげて一体にしたものです。
歯はもともと1本ずつ生えているのに、
被せ物が連結していると歯本来の動きを妨げてしまいます。
しかも、下に汚れがたまりやすいので、
歯茎が腫れたり歯周病が悪化したりといろいろな問題が起こります。
絶対にしてほしくない治療ですね」
以上、抜粋ここまで☝
私の知人に、昔、歯の治療の際に詰め物に使われていたアマルガム(水銀化合物)を取り除いたところ、
手術必須と言われていた甲状腺の疾患がみるみる改善した方がいらっしゃいます。
歯科の分野であるアマルガムを、甲状腺疾患を扱う科は気づけません。
『歯?知らんがな。甲状腺の病気なんだからその手術が先でしょ』
というのが現代医学の現実です。
当時は虫歯治療にはアマルガムが最先端!
という時代だったと言えばそれまでなのですが、
現代は誰もが、良くも悪くも何かしら情報を得られる時代です。
同じ医者という職業でも、ピンキリなのは調べれば分かります。
ひとまず、虫歯の治療の際には最低でも『う蝕検知液は使っていただけますか?』
と治療を始める前に聞くようにしましょう。
う蝕検知液を使っていなかったら、躊躇することなく病院を変えるべきです。