埼玉にある水素サロンセルくれんず|私が個人事業主のままで法人化しないワケ
2021/05/12
私はよく仕事観が独特だと言われます。
糖尿病をきっかけに、会社勤めを辞め、個人事業主として独立し、これまでやってきました。
法人化したほうか良いとも何度となく言われました。
でも私は、今のところ会社をつくる気はまったくありません。
会社にしなくてもビジネスはできるし、会社にするメリットがいまいち理解できないからです。
会社とは何のために存在しているのでしょうか?その存在意義とは?
かの有名なドラッカーが、このように言っています。
企業とは何を理解するには、企業の目的から考えなければならない。
企業の目的は、それぞれの企業の外にある。
事実、企業は社会の機関であり、その目的は社会にある。
企業の目的として有効な定義は一つしかない。
すなわち、顧客の創造である。
ピーター・ドラッカー
「頑張ってたくさん儲けよう」ではなく、
「頑張って多くの方に喜んでもらおう」、
これが会社です。会社はお客様のお役に
立てなければ、社会から退場をさせられます。
会社はお金儲けをするために
存在しているかのように考えられていますが、
会社は、幸せな人を増やすために存在しているのです。
幸せな人とは、お客様のことです。
会社はお客様を増やしていかなければ死んでしまいます。
しかし、お客様を増やすためにはお金が必要です。
人を採用したり、物を買ったり、
会社はお金をやりくりしなければなりません。
会社は国から予算をもらえませんし、
誰も寄付してくれません。
だから、会社は必要なお金を、
自分たちでなんとかしなければなりません。
会社は、必要なお金をお客様から
少しずつ負担してもらっているのです。
それを利益と呼んでいます。
社会はそのように、お互いが利益を与え合って、
協力し合う仕組みになっているのです。
会社の利益は未来のお客様のためにあるのです。
事業をもっと良くしていくためには、お客様にもっとお役に立つために、
会社は利益を生まなければならないのです。
これが会社をつくるということです。
お客様のためだろうが、儲けるためだろうが、どのみち利益を追求するのが会社なのです。
私が自分のビジネスを会社化しないのは、利益を追求したくないからに尽きます。
「利益を出さなければ、楽しいだけでは、ビジネスを長く続けていけませんよ」というアドバイスを頂きますが、
果たしてそうでしょうか?
どちらかといえば私は、独立を機にやりたいことだけをやってきた人間です。
それでもどうにかこうにか、かれこれ6年続いています。
それに私の仕事の理念は「人の役に立つこと」が根底にあります。
雇用を創出することが社会貢献であり、人の役に立っているという人もいますが、
私はそうは思いません。
元々、転職を繰り返してまで会社勤めをしていた身からすれば、
雇用している側の自己満足であり、そこに雇用されている側から役に立っていると思われているかはまったくの別問題だと思うのです。
むしろ経営者が雇用されている側から役に立たないと思われているから、「働きかた改革」が叫ばれているのでしょう。
このコロナ禍をきっかけに、働きかたは半強制的に変わりました。
それによって、会社に出勤することなく、一人でも働けるということが分かったのです。
あとは、会社が利益を生み出している仕組みを自分で作ることができれば、独立できるということです。
今後、会社に依存したこれまでの働きかたは減っていくでしょう。
そうしたときに生き残るのが、自分の好きなことをマネタイズしている個人だと思います。
何が言いたいのかというと、何事にも自分の意志「自分軸」を持つべきだということです。
自分のやりたいことを自分の責任でやれる、個人事業主という働きかたを私はおススメします。