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埼玉にある水素サロンセルくれんず|不妊治療と免疫抑制剤|受精卵の着床と免疫機能の関係

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埼玉にある水素サロンセルくれんず|不妊治療と免疫抑制剤|受精卵の着床と免疫機能の関係

埼玉にある水素サロンセルくれんず|不妊治療と免疫抑制剤|受精卵の着床と免疫機能の関係

2021/05/17

先日、不妊治療をしている知人がいるというサロンのお客さんから、

医師によって「免疫力が強すぎる」という診断から、免疫抑制剤を服用しているのだと聞きました。

医学的には化学流産を防ぐためということですが、

よしんば流産を免れて産まれてきた赤ちゃんが、

免疫系に問題を抱える、つまり「身体が弱い子どもになる」という心配はないのでしょうか?

 

受精卵の着床と免疫機能の関係について調べてみると、

生物学の観点からかなり研究されています。

人間に限らず、生き物が子孫を残すというのはもはや自然の摂理なので、わからないことも多いです。

確定的な事実は今後もどんどん明らかなっていくと思われます。

 

医師が、白血球の数を検査して「免疫力が強すぎる」と言っているかどうかは知りませんが、

もしそうだとして、免疫抑制剤を処し、それを疑いもせず服用してしまうのは、とても浅はかだと考えます。

なぜそういう意見を持つに至ったのか、調べたことを以下に述べますので、妊活や不妊治療を考えている人は読んでみてください。

そのタイミングにいる知人に、情報としてお伝えするのもアリかと思います。

 

母体にとって胎児は異物でもあるという側面もあるのですが、どういうわけだか免疫的な拒絶反応をのがれています。

 

受精卵が母体の子宮内膜の表面細胞を溶かして、もぐりこんで行きます。

そして、受精卵の絨毛はどんどん子宮内膜の奥に入っていって、

母体の血管から胎児の発育に必要な栄養や酸素を受け取るようになるのです。

が…
受精卵は、母体側の免疫細胞に攻撃されることはないのか⁈

 

実は子宮内膜周辺の免疫機能は、特殊な状態になっているようです。

子宮内膜には各種の免疫細胞が分布していますが、着床期以降、「大顆粒リンパ球」が急に増加し始めることが分かっています。

長年、この細胞は間質細胞由来のものと考えられていましたが、近年の分析から、

免疫細胞であるナチュラルキラー(NK)細胞の一種であるとのことなのです‼

これが子宮NK細胞と呼ばれている細胞です。

この細胞は排卵後に増殖しはじめ、子宮内膜間質の30%以上を占めるようになり、

子宮内膜間質が脱落膜化するとNK細胞は移動し、やがて着床部位に集まります。

結果、母児の接点である子宮脱落膜の免疫担当細胞のうち約70%がNK細胞となっているようです。

(妊娠中期~後期には減少する)

NK細胞といえば…生まれついての殺し屋。

体内をパトロールして、ガン細胞やウイルス感染細胞を見つけると、単独で直接殺す・・・

それが着床時に増えるとは?

何のために?

受精卵は攻撃されないのか?

と疑問がわいてきますが、子宮NK細胞と通常のNK細胞(末梢血NK細胞)では種類が異なるそうです。

子宮NK細胞は、絨毛細胞に対しては細胞障害活性を示さない、つまり殺すことはないことが証明されています。

じゃあ、子宮NK細胞は何をしているのか?

この子宮NK細胞は、絨毛・胎児を拒絶することなく外敵から守るだけでなく、

実は、着床~妊娠維持を助けている可能性が高いということです!

具体的には、絨毛細胞の増殖に必要なサイトカインを分泌しているようです。

(サイトカインとは…特異的受容体を介して極めて微量で生理作用を示し、細胞間の情報伝達を担うタンパク質)

また、一方ではそのNK活性によって絨毛細胞の子宮内への浸潤を制御しているとも推測されます。

逆に、習慣的に流産してしまう人の場合で、妊娠前時の子宮内膜で子宮NK細胞が減少し、

細胞障害性の強いNK細胞が増加しているケースもあるそうです。

さらに、子宮NK細胞が胎盤の栄養膜細胞と相互作用し、

栄養膜細胞は子宮のらせん動脈を血流量の多い血管に変え、胎盤と胎児への血液供給を確実にするという報告もあります。

この子宮NK細胞はほんとうにNK細胞の一種なのか?別物では?それとも変異種?

といった疑問は尽きませんが、

どうやら、生殖免疫系は、胎児を攻撃しないメカニズムを持つだけでなく、

着床の制御にも重要な役割を果たしている可能性は高いといえます 。

 

ともかく、これから妊活/不妊治療をスタートする人が、

はじめから免疫抑制剤を使用すると、

そもそも着床を助けるとされている子宮NK細胞をポンコツにしてしまう可能性は否定できません。

医師の診断だからと言って、科学的に免疫力を抑え込むことが

必ずしも妊娠に繋がるわけではないという私の考えがお分かり頂けたでしょうか?

 

誤解や批判を恐れずに個人的見解を言わせてもらえば、

心から不妊に悩む人に元気な赤ちゃんを産ませたいと考えている医師がいったい何人いるのか。

妊娠させるための不妊治療が、妊娠しづらくする「不妊処置」になっていないか?

「残念ながら今回は妊娠しませんでした」を繰り返して、カネを搾取するスキームではないか?

 

現代で妊娠を目指すなら、まずは自律神経を整えることが先決❣

「免疫細胞は自律神経が支配している」と免疫学の故・安保徹先生も著書で述べています。

不眠症とか睡眠障害は自律神経が乱れている証拠!良質な眠りを確保しましょう。

医療が発達していない昔の人は、子だくさんでしたよね。

それだけ死産が多かったのも事実ですが、現代は救急救命が強みの西洋医学がありますから、

それはそれで医療を利用すればいいのです。

とにかく、おカネを払って医療の力に頼るのは最後の手段と心得ましょう‼

先述の内容から言えるのは、習慣的に流産してしまう人の場合において、

はじめて「免疫力が強すぎる」と言えるのではないでしょうか。

妊娠したことがない人が、免疫抑制剤を使用するのは絶対に控えたほうがいいと私は考えます。

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