埼玉にある水素サロンセルくれんず|内海医師|食材の旬が乱れている
2021/05/27
5/26 内海医師のInstagramより
旬の食材
今や世界中の食べ物があふれかえり、旬がわからない食材があふれていますが、
日本はもともと四季がはっきりとしている国なので、旬の時期の食材を食べることこそが健康につながります。
それぞれの季節の旬の食材を食べることは東洋医学的に意味があります。
例えば、夏の野菜にはからだを冷やす作用がありますし、
冬の野菜にはからだを温める作用があると、東洋医学では考えます。
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こうしたことをすべて覚えるのは難しいとは思いますが、
昔から伝わる旬の食べ物を食事にうまく取り入れることで、
食べ物のもつ本来の作用を生かすことができるのです。
以下、それぞれの季節にどのような食べ物を食べるのがよいのか、
季節ごとのキーワードと、私が食べるとよいと考える食材の例を簡単に述べておきますので、参考にしていただければ幸いです。
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春のキーワードは苦味だとよく言われます。
山菜をはじめとした苦味のある春野菜などを食べるのがよいと思います。
日本では古くから春野菜が持つ苦味や香りは心身を刺激して活性化させると言われており、
和食の世界では「春の皿には苦味を盛れ」と伝えられてきました。
実際、春野菜には解毒作用や抗酸化作用の働きの高いものが多く、冬の間にため込んだ老廃物を排出してくれます。
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夏のキーワードは体を冷やす食べ物です。
東洋医学では、体を冷やす野菜は暖かい地域で夏に収穫するものが多く、
体を温める野菜は寒い地域で冬に収穫するものが多いと、教えています。
そして、上に向かって育つ野菜は体を冷やす野菜が多く、
逆に下に向かって育つ野菜は体を温める野菜が多いと教えます。
トマト、ナス、ピーマンなどを冬に食べている人がいますが、
東洋医学的な教えによれば、冷えを誘発することにもなりかねませんのでご注意ください。
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秋のキーワードはジビエだと私は思っています。
食欲の秋などという言葉からもわかるように、秋は美味しくかつ栄養素も高い食材が豊富です。
なぜなら内にこもる冬に向けて、栄養を蓄えるための時期だと考えられるからです。
私は肉食を否定している医学者ではありませんので、秋から冬にかけてとれるジビエをよく勧めています。
野生で育った肉は筋肉質で脂肪分が少なく、高たんぱく・高ミネラル・低カロリーで、生命力に優れています。
獣臭いと感じてしまう人が多いようですが、そのこと自体が、すでに不健康の前兆だとも言えます。
なぜならロボット化された肉しか肉と思えなくなっているからかもしれないからです。
ただ、ジビエは放射能の影響を受けやすいので産地を選ぶことが重要です。
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冬のキーワードは鍋です。
鍋は作るのも簡単で、野菜も肉も魚もたっぷりとることができますし、ダシ汁には栄養がしみこんでいます。
鍋の時は出来る限り無農薬の野菜をそろえて、
もしそろえられなくても農薬洗い用の粉末や重曹などで、周囲の農薬だけでも頑張って落とすと味の違いがわかります。
ダシも、ダシの元などというインチキなものは使わないで、本物のダシが何かわかるようになる事が重要です。
今は普通のお店に行っても、簡単にダシがとれる、インチキではないダシ粉末が売ってますからね。
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これらの知識には科学的な根拠に乏しいものもあります。
もちろん現代科学で、色々なことが明らかになってきてはいるのですが、
実は科学的な根拠がないことも非常に重要なことだったりします。
なぜなら現代科学や栄養学ごときがこれらをすべて証明する、
などということ自体が馬鹿げた話だと、色々勉強すれば勉強するほどわかるからです。
あなたが食べて実践して、それで大丈夫なら役に立っているということなのです。
以上、ここまで☝
日本は四季のある国。和食の概念も非常に理にかなったものだと感心します。
暖かい季節には身体を冷ます食材が、寒い季節には身体を温める食材があるのです。
内海医師は、秋はジビエが旬だとお考えのようですが、
私は「きのこ」だと思っています。
秋はこれから訪れる寒い冬に備えて免疫力を高めるべき季節。
きのこは菌ですから、食べることによって栄養と同時に何かしらの免疫を獲得していると思うのです。
特にマイタケは、そのβグルカンに含まれるD-フラクションという成分が、
乳がん治療に好影響を及ぼすことが海外の研究でどんどん証明されています。
身体の冷えや温活を意識して、一年中体温が36.5℃で安定するような食習慣を心がけましょう。