埼玉にある水素サロンセルくれんず|缶詰を選ぶときはまずヘコみをチェック
2021/07/29
「『安い食べ物』には何かがある」南清貴・著(三笠書房)より
缶詰は「最終加工したところを原産国として表示してよい」ということになっている。
なので、たとえどんなにひどい品質の食材を海外から持ってきたとしても、最終加工地が日本であれば、原産国は日本と表示される。
外国の食品すべてが悪いわけではないが、やはり相対的にみると品質が劣るものが多いのは確かである。
それを「国産」と表示できてしまう、一種のごまかしができてしまうのが缶詰なのである。
缶詰は日持ちがするので、防腐剤を使っていないというメリットがある一方、味付けにはいろいろな食品添加物を使っている。
また、もう一つ問題なのは、缶詰の内側から重金属が溶け出してくる可能性がある点。
とくに油を使っているものやトマトをはじめとした酸性が強いものには注意が必要である。
たとえばツナ缶なら、オイル漬けよりも水煮を選ぶということ。
トマト缶は、なるべく瓶詰のトマトピューレを買うようにするということ。
缶といえば、ビールに代表されるアルミ缶を買う場合は、選べるならヘコんでいるものは買わないほうがよい。
アルミ缶の内側はアルミが浸出しないようにコーティングされているが、ぶつかるなどしてへこんでいると、内側に亀裂ができる。
その亀裂部分からアルミ成分が溶け出す場合があるのだ。
缶詰が何もかもダメというわけではなく、
品目を限定して安全性を確認して買うことを習慣づければいいのではと思う。