埼玉にある水素サロンセルくれんず|オリーブオイルは酸化度で選ぶ
2021/08/04
前回のブログの続きになりますが、今回はオメガ9のオリーブオイルについて書きます。
スーパーに行けば、さまざまな種類のオリーブオイルが並ぶようになりましたが、実際のところは玉石混淆という状態です。
日本はオリーブオイルの品質に関しての規制が甘いのです。
たとえば日本では「エキストラバージンオリーブオイル」と表示することに関しての規制はまったくありません。
ですから、他の油、たとえばひまわり油、菜種油などが混合していても責任は問われません。
国際オリーブオイル協会(IOOC)という団体に加盟している場合は、明確な基準を満たしていないものは「エキストラバージン」とは名乗れないのですが、日本はこのIOOCに加盟していないため、基準を守る必要がないのです。
オリーブオイルには確かに健康効果、また美容効果もありますが、それは本物のエキストラバージンオリーブオイルに限ったことです。
それ以外のオリーブオイルにはさほど期待が持てないことは知っておくべきでしょう。
エキストラバージンは、オリーブオイルの中の最高峰です。
それ以下のオリーブオイルとしては…
ファインヴァージン
オーディナリーヴァージン
ランパンテヴァージン
ピュア
などがありますが、何の違いで分けられているかというと「酸化度」です。
エキストラバージンオリーブオイルの酸化度は0.8%が上限と定められており、
他のものは2~3.3%まで認められています。
この酸化度の違いが、効果効能の違いに直結します。
オイルの最大の敵は酸化なので、遮光瓶か光からオイルを守るための缶、箱に入っていることも重要です。
本物のエキストラバージンオリーブオイルは、500mlで4,000円程度が目安です。
あとは、オーガニック認証を受けているのであれば、それも安心材料の一つです。
製法で言えば、コールドプレス(低温圧搾法)で作られたものを選ぶのが良いでしょう。
加えて、原産地の表示があればなおいいと思います。
ちなみに、「バルサミコ酢」も本来は高価なものですが、かってにそう名乗っても、とがめられることはありません。
本来はブドウ果汁を長年かけて発酵させてつくるものですが、工業製品的に効率を重視してつくられているものもあるということです。