埼玉にある水素サロンセルくれんず|抗菌と除菌は違うって知ってましたか?
2021/09/20
日常生活を送っていると当たり前のように目にする『除菌』や『抗菌』の表示。
最近では、洗濯や食器洗いに使用する合成洗剤にも表示が見られます。
その合成洗剤の大手メーカーの中に、消費者側の認識のトリックを使ってマーケティングをおこなっている会社もあります。
アンケート調査によると「除菌も抗菌も同じ」という認識の人が大多数を占めています。
大手メーカーは消費者の認識不足を利用して抜け道を使うのです。
私たち消費者は正しい知識を得て、認識を改めるところから始めましょう。
まずは、『除菌』と『抗菌』の違いについて説明します。
除菌と抗菌は明確に定義されています。
微生物学的に『抗菌』とは当該製品の表面における細菌の増殖抑制すること。
『除菌』とは対象物から増殖可能な細菌数を有効量減少させることと定義されています。
◆洗剤は「雑貨」にカテゴライズされています。
◆手で拭っても、水で拭いても『除菌』です。
◆『除菌』とは菌が除かれる雑貨用語です。
◆『抗菌』というのは菌の繁殖を抑制すること。
◆『抗菌』表示は薬機法において雑貨には使えません。
これを踏まえて、大手メーカーの洗濯洗剤のラベルを見てみましょう☟
おわかり頂けますでしょうか?
『除菌』と『抗菌』の効果が逆転しているのです。
“従来の抗菌洗剤ではできない”と“除菌のできる液体洗剤”の表記です。
先述のとおり、手で拭っても水で拭いたり流しても『除菌』なのです。
従来もクソもなく、洗剤を使わず水のみで洗濯しても、除菌はできているという解釈になります。
つまり、画像の大手メーカーは、消費者の「除菌も抗菌も同じでしょ」という認識不足を逆手にとって、『除菌』と『抗菌』の効果を入れ換えて表示しているのです。
洗剤や消毒剤を取り扱ってる巨大企業が薬機法を知らないはずがありませんし、その実質的な効果は把握してるはずです。
本来なら雑貨に『抗菌』と記載した商品を出せば薬機法違反で取下げになるはずです。
雑貨には認可の必要ない『除菌』という言葉しか使えません。
『抗菌』と記載された商品は認可を受けているのですから。
どうにも解釈の違いを利用した「ことば遊び」の域を出ませんが、大手企業はこのようなトリックを駆使して抜け道を見つけ莫大な利益を上げています。
やはり大手の企業マーケティングにながされないように消費者が賢くなるしかありません。