埼玉県の越谷市にある水素サロンセルくれんず|脳出血と動脈瘤
2022/03/03
脳出血は、昔は「脳溢血」と呼ばれました。
脳出血という現象は、その名のとおり脳の出血ですが、
『脳内出血』と『クモ膜下出血』とに二大別されます。
細長いゴム風船に息を吹き込んでいくと、どこかが、ぷくんと膨れることがあります。
その部分で、ゴム膜は無理に引きのばされて、薄く弱くなっています。
風船が破裂すると、その部分も破れます。
脳出血では、脳の血管が破裂するわけですが、その前駆現象として血管壁が膨れあがります。
これを『動脈瘤』といいます。
動脈瘤は眼底にも現れますが、この時は“網膜症”と呼ばれます。
網膜症は糖尿病患者に合併症として、しばしば見られます。
動脈瘤が破れれば、眼底出血であり脳出血です。
動脈壁は、結合組織で守られています。
その主要成分はコラーゲンです。
コラーゲンは、主に皮膚や腱・軟骨などを構成する繊維状のたんぱく質で、人体のたんぱく質全体の約30%を占めます。
動脈瘤は、血管壁の結合組織の弱い部分にできるはずですから、栄養状態に留意すれば、こういうものはできないはずなのです。
したがって、正常なコラーゲンのために、タンパク質やビタミンCの摂取があれば、脳出血は防げるという理屈となります。
循環器疾患の予防・ケアにお役立てください。