知っていますか?自分の基礎体温。
2020/12/20
体温が1度下がると、免疫活性が約40%下がるという研究結果があります。
体温が下がると冬眠状態に近づき、すべての代謝システムは停滞に向かいます。
逆に体温が上がって38度を超えていくと白血球の攻撃モードが発動し、
500倍の免疫活性になるそうです。
この時、白血球は善玉活性酸素も武器にして、病原体を酸化させて攻撃します。
ご存じのとおり、医学からしてみれば「発熱」は悪いことです。
しかし「生きもの」としては、病原体殲滅作戦の決戦兵器が発動中なのです!
解熱剤で熱を下げてしまうことは、この免疫兵器の起動をストップさせます。
病原体は生きるので、ツラい症状がダラダラと長引きます。
インフルエンザ脳症の原因は高熱ではなく、
解熱鎮痛剤の影響であることは、医学界では周知の事実で、知らぬは患者ばかりです。
高熱で苦しそう、かわいそうだから解熱したくもなるでしょう。
でも、どちらが可哀想なのか良く考えればわかりますよね。
体温や発熱というのは、身体の状態を確かめる際の目安になります。
日々、基礎体温をチェックすることをおすすめします。
基礎体温というと妊活や妊婦さん、女性のイメージが強いと思いますが、
男性も体温は気にかけるべきです。
免疫力を確認するのに男女の差はありません。
とはいえ、1日1回の検温では平熱は分かりません。
体温は自律神経によって変化するので、複数回、
最低でも1日2回は検温し、その平均値を平熱と考えるのが宜しいかと思いま
上の画像をご覧ください。
一般的に、体温は睡眠中の真夜中に最も低くなり、
お昼過ぎ~夕方にかけて最も高くなるとされています。
寝ている間に検温は不可能なので、朝起床したときに検温するのがいいでしょう。
次は、交感神経優位のピークを迎える夕方16時頃に検温します。
朝と夕方の2回の検温値の平均を平熱、基礎体温とします。
平熱が高いほど、免疫力の土台が強いと考えられます。
自粛ムードが長かった2020年。
年末年始はいつもの正月のようにグウタラ過ごしてはいけません。
筋肉を動かせが体温は自ずと上がります。
そうすれば、平均値である基礎体温も上がります。
運動なしのメリハリのない体温では、免疫力は下がり感染症リスクが高まります。
年末年始は、基礎体温37℃を目指した運動習慣の実践に取り組みましょう。
これこそ「ニューノーマル」の生活習慣とすべきです。