白血球からたどる自然治癒力
2020/12/20
白血球のはたらきといえば、異物や菌を食べたり、抗体を作ったりしています。
がん細胞を処理するNK(ナチュラルキラー)細胞も有名になりました。
赤血球も含め、一連の血液細胞は造血幹細胞という1種類の細胞から分化していると言われます。
肺炎のような菌感染症に罹ると「好中球」が。
麻疹のようなウイルス感染症に罹ると「リンパ球」という種類が増えます。
誠見事に役割分担ができています。
この白血球という1種類の細胞に、違う役割を持つ型が数タイプ存在するのです。
ここで疑問が湧きます。
どの型になるかを、どうやって決めたのか?
過不足の判断はどうやっているのか?
なぜ異物(非自己)を判別できるのか?
食べたものは異物と認識しないのか?
生涯記憶される免疫抗体は、どうやって情報を継代しているのか?
なぜがん細胞を認識できるのか?
言われてみれば不思議だと思いませんか?
これは血液内科専門医に聞いても答えられないそうです。
それでも否定できない事実の数々。
白血球だけでなく、身体の全細胞が健康を維持しようと全力で淡々と働き続けています。
本人の意思とは無縁の、誰も解明できない宇宙の理、
これを自然治癒力の偉大さと言わずして何と言えましょう。
白血球は身体の中にどれくらいいるのでしょうか?
1mlの1000分の1の血液の中に4000~8000個と言われています。
もっと分かりやすく言うと、
1円玉(1ml)の中に400万~800万個の白血球が存在するということ。
全血液中の白血球の数を計算すると、
1人の身体の中に200憶~500憶個の白血球が流れていることになります。
この中に「対ガン専門部隊」NK細胞も150万~200万個もの数で、
全身をくまなく巡回パトロールしているのです。
ここで新たな疑問が浮かびます。
そんな厳重なNK細胞包囲網をかいくぐって癌細胞が見逃されるって…。
どうやっったらガンになれるの?
NK細胞を警察に例えて考えてみると、
ウジャウジャと警官に囲まれた中で、ひったくりに遭ったようなものです。
そんな状況で癌になってしまった・・・。
どうしてでしょうか、実に不思議ですよね。
以下の3つの理由がかんがえられると思います。
1.白血球がうまく動けなかった(血液がドロドロ)
2.白血球の質が悪い(新陳代謝の問題)
3.免疫細胞がたどり着けない場所に発生した(冷えによる毛細血管のゴースト化、血の巡りが悪い)
これでは、昨日のブログに書いた体温も高く保てません。
とても健康とは言えない状態です。
宿主たる人間の生活環境に影響があるのではと考えざるを得ないのです。
白血球も赤血球も、役割を果たせる血管内環境を整えてあげなくてはいけません。
そのためには、まず現状把握!
当サロンでご自身の血液の状態を大型モニターに映しリアルタイムで確認できます。
ぜひお越しくださいませ。