埼玉にある水素サロンセルくれんず|温めたコンビニ弁当で不妊やEDになるかも?
2021/01/04
「環境ホルモン」を知っていますか?
体内に取り込まれてホルモンに似た働きをする化学物質のこと。
ガンはもとより、オスを中性化させたりメス化させたり、メスをオス化させたり、
精子を減少させる事例が現段階では認められています。
これまで確認された70種類の環境ホルモンのうち、20種類はプラスチック(PC)が原因。
性ホルモンの働きを乱すことで、
生殖機能に障害を引き起こすとされています。
プラスチック樹脂の原料に使われ、環境ホルモン作用(内分泌撹乱)が指摘されている
有機化合物「ビスフェノールA」が、肝臓の特定の酵素と反応することで
1000倍強い作用を持つ別の物質に変化することが明らかになっています。
通常の成人の肝臓ではBPAを無毒化する酵素が働くので反応は起きにくいが、
肝臓が機能し始めた妊娠後期の胎児はその酵素が弱く、環境ホルモン作用の強い生成物が発生し、
直接影響を受ける可能性があるそうです。
環境省が民間研究機関に依頼した実験では、
BPAを使用したPC容器に熱湯を繰り返し注ぐと、
微量のBPAが溶け出すことが分かっています。
京都大学など共同研究チームの調査では、
母親の体内に摂取されたBPAは、へその緒を通じて胎児に達することが
報告されています。
軽量で熱に強く傷が付きにくいなどの特性から、
PC製容器は、ほ乳瓶から計量カップ、学校給食用の食器まで幅広く普及。
全国各地の研究機関の調査で、PC製のほ乳瓶や食器からビスフェノールAが
高濃度で検出されたという報告が相次ぎました。
身近なところでは、コンビニ弁当や保存用タッパーなどのプラスチック容器、
レンジで温めるのに使用するラップなどがあります。
次のような使い方をすると環境ホルモンが溶け出し、影響を及ぼす可能性があります。
1)プラスチック容器を加熱して使用すると、熱によって化学物質が溶け出す。
例えば「カップめん」「ほ乳びん」「耐熱容器」など。
2)プラスチック容器を油性食品とともに使うと、化学物質が溶け出す。
例えば、肉などの油分の多い食材に食品ラップをかけた場合、10分で化学物質が溶け出す。
さらに電子レンジでチンすると、一気に加速する。
3)プラスチック容器で長期間、食品を保存すると、
食品と容器が接触し続けることによって化学物質が溶け出す。
BPA対策としては、プラスチック容器/ラップは使わないようにする。
そのかわりとしてガラス容器や陶磁器を使用する。
また、コンビニで弁当を買う際「温めますか?」の問いには「ノー」と言うこと。
BPAの健康への悪影響が叫ばれ『BPAフリー』ロゴも目にする中、
BPAの代用品として使用され始めたものに、
BHPF(フルオレン-9-ビスフェノール)があります。
BPAフリーと表示してある哺乳瓶や飲料用ボトルなど、
多様なプラスチック容器に使われているとのことなので注意が必要です。
BHPFにも、抗エストロゲン活性(エストロゲンの作用を阻害する活性)を認めています。
また、妊娠マウスの子宮の重量や仔の体重も軽くなったと報告しています。
妊娠中の赤ちゃんへのBPAの影響はもちろん心配ですが、
親の世代が、環境ホルモン作用の影響を長年受けていたとしたら、
性ホルモンが乱れて不妊やEDとなって、そもそも子どもができにくいのではないでしょうか。
不妊治療や無精子などの治療に取り組む前に、
環境ホルモンをデトックスする方法を考えたほうがいいと私は思います。
健康への意識から食に気を遣うのはいいですが、
食器への意識をおろそかにすることで、
不健康になっている可能性もあることを知りましょう。