埼玉にある水素サロンセルくれんず|医者が親をだましたとき
2021/01/13
以前このブログで紹介した、アメリカのロバート・メンデルソン医師・著
『医者が患者をだますとき』に、
私自身の経験とピッタリ重なった記載がありましたので紹介します。
メンデルソン医師を主張を信じれば、私が子どもの頃、
母親は医者にだまされたんだと思いました。
【以下、転載】
子どもの場合、聴診器による診察で心雑音が確認されることがよくある。
これは心臓の拍動に雑音が生じる現象で、子供は三人に一人の割合で見られるものだ。
医者はそれを発見した時点で母親にそれを告げるかどうかを決めなければならない。
以前なら医者にしか分からないように黙ってカルテに印しておけばよかったのだが、
最近では患者に情報を開示する動きが出てきたため、そうもいかなくなった。
医者が患者の知る権利を尊重しているからというのもあるが、
それよりはむしろ、あとで別の医者がこの症状を見つけて自分より先に親に報告しようものなら、
初診医としての立場が危うくなるからである。
そこで、医者は母親に子供の心雑音のことを告げることになる。
その際、「それはなんでもない現象だから心配ありませんよ」と言って親を安心させようとしても無駄である。
母親も子どもも「たいへんなことになった」と動転してしまうからだ。
このときの驚きと不安は、その親子に一生ついてまわる恐れがある。
病気を徹底的に究明しようと、母親は子供を連れて小児心臓外科に通いつめ、
子供に心電図検査と胸部レントゲン検査を何度も受けさせ、
果ては心臓カテーテル検査まで頼み込む。
これは細長いプラスチックの管を血管に差し込み、
心臓の中まで通して心血管系の血圧や血液の成分を測定する心臓病の検査のことである。
いくつかの研究によると、子供の心雑音を指摘された家庭では、
その後、子供の運動を制限してスポーツを禁止させ、
栄養摂取に気をつけて以前よりたくさん食べさせるようになるという。
だが、この生活習慣こそが最悪の事態をもたらしてしまう。
運動不足と食べ過ぎで子供は太りだし、本当に心臓に異常を抱えてしまうだろう。
【転載、ここまで】
私はものごころついた時には小学校の内科検診で
心雑音でひっかかり、要検査とされていました。
精密検査の結果、医者からは大動脈弁上狭窄症と診断されました。
小学生の間は、ほぼ上記転載の内容どおりです。
たしか小学校入るか入らないかくらいの時と、小6の時の2回、
入院して全身麻酔でカテーテル検査を受けたことがあります。
それ以外にも半年に一度のペースで県立病院に行って、
何時間も待たされて踏み台昇降で心電図撮ったり、レントゲン撮られたりしました。
2回目の入院の時には、部活動などの運動制限にまで話が及んだと記憶しています。
主治医はけっこう強面な雰囲気だったので、
母親はなかば脅されてカテーテル検査に同意したのかなぁと思います。
ただ、私の場合は運動制限を無視して、中学でバスケに没頭したのが良かったのかもしれません。
試合時間中ずっと走っていられる無尽蔵の体力を培ったおかげで、
「な~んだ、大丈夫じゃん♬」となり病院とは縁遠くなりました。
大学生の頃には心雑音すら言われなくなりましたから、
当時、あのカテーテル検査は何だったんだと思っていましたね。
もし私が医者の言うことを聞いて、バスケをやらなかったとしたら、
メンデルソン医師の言うように肥満から来る心臓病になったかもしれません。
医者に怖がらされたにも関わらず、私がバスケをすることを止めなかった母に感謝です。
その20年後、糖尿病で心配をかけることになるのですが…(苦笑)
添付した画像は、大動脈弁狭窄症の生存率のグラフです。
(私のは弁“上”狭窄なので、弁自体が狭いのとは違うのだと思いますが)
これだと、生きるためには手術一択しかないと思ってしまいませんか?
手術しなきゃ死ぬと思ってしまうグラフではありませんか?
これを鵜呑みにして、子供が必要ないかもしれない手術を受けて、
一生運動が制限されるとかなったら、なんかおかしくないですか?
なにより、私は手術も受けなければ、運動制限も無視して心臓に強烈な負担をかけたのに死んでません。
むしろバスケのおかげで心肺機能が鍛えられて、心雑音なくなったんでは?とすら思います。
まさかこの歳になって、自分の子どもの頃の経験がメンデルソン医師とリンクするとは思いませんでした。
医療をビジネスと考えている医者ほど、患者との信頼関係を大事にします。
警戒すべきは悩みをウンウン聞いてくれる、良い人そうな医者です。
優しい顔で手術や薬を勧めてくる医者が一番怖いと覚えておきましょう。
病院、医者はあなたの免疫力を上げることはできません。
なぜなら勉強してきていないから。
つまり、病院に行っても、どのみちまた病気になるのです。
医療には宗教的側面があることを認識し、自分の身体のことは自分で情報を得ましょう。
「私は分からないので、先生におまかせします」と医者を妄信的に頼るのをやめるのが第一歩ですよ。