埼玉にある水素サロンセルくれんず|抗生物質(抗ウイルス薬)の弊害
2021/01/30
1928年にアレクサンダー・フレミングがブドウ球菌に効果がある「ペニシリン」を発見してから、
1944年には結核に効果がある「ストレプトマイシン」が開発され、
大量生産が可能になった現在では、非常に手軽に受けられる投薬治療となっています。
抗⽣物質というのは、細菌の細胞壁や細胞膜の合成を阻害することで、細菌の増殖を防ぎます。
その⼀⽅で、細胞壁や細胞膜をもたない単純な構造をした“ウイルス”
(⼀般的な⾵邪のライノウイルスやインフルエンザウイルスなど)感染には、効果がありません。
しかし内科や⼩児科では、⿐⽔がでたり喉の痛みがあったりと軽い症状でも、
ウイルス感染か細菌感染かの判断も曖昧なまま、”取り敢えず”抗⽣物質を処⽅します。
患者の側も「せっかく病院に来たんだし、念の為に抗⽣物質をもらっておこう」となっている現実があります。。
抗⽣物質には副作⽤があります。
私たちが健康を保つのに重要な常在細菌(善⽟菌とも⾔われる)をも殺菌してしまうのです。
⼈体は、100兆個とも⾔われる常在細菌たちとの集合体であり、共存共栄の関係です。
⼈間は、常在細菌なしでは⽣命として⽣存できないのです。
⼈間と微⽣物(常在細菌)の関係で、最も重要な要素が「免疫機能」への働きかけです。
私たちの免疫系は、外部から侵⼊した細菌やウイルスを排除する攻撃的な細胞と、
その逆に免疫の働きを抑制する細胞がバランスを保ち、⾝体の状況に応じて、活性化と抑制を繰り返して成り⽴っているのです。
腸内に500〜1000種いるという常在細菌は、この免疫細胞の働きと密接な関係があります。
抗⽣物質により、常在細菌の変化や数の⼤幅な減少が起きると、免疫細胞の働きにも影響します。
免疫の働きは強ければ強いほど良いのでは?と考えがちですが、
強すぎる攻撃性は外敵だけでなく、“⾃⼰の細胞までも破壊”し、暴⾛を⽌められない状態になります。
免疫細胞の調整が効かなくなると、近年患者数が増加している1型糖尿病や関節リウマチ、
バセドウ病、多発性硬化症などの⾃⼰免疫疾患と呼ばれる症状が起きる可能性があります。
また、花粉症や喘息などのアレルギー疾患も、免疫機能の調整に異常をきたしていることによるケースが多いのです。
ただ、抗生物質を服用していなくても、体内で耐性菌を増殖させるリスクもあります。
それが、豚や鶏などの成長を早めるために投与されている抗生物質を口にしてしまうことです。
それと、常在細菌による肌バリアを壊してしまう石鹸やシャンプー、化粧品や歯みがき粉などです。
これらの成分が口や皮膚から体内に入り蓄積すると、
腸内で抗生物質耐性菌が増殖する可能性があります。
実際にアメリカでは「トリクロサン」や「トリクロバルカン」など19種類の
抗生物質的な作用がある成分が配合された薬用石けんの販売が中止されました。
免疫力が強ければ、耐性菌にも負けません。
そのためにも、抗生物質(抗ウイルス薬)の服用は最小限にして、
腸内環境を整え腸内細菌が活躍できるようにすべきです。
何度も言いますが、企業マーケティングに騙されず、
現代医学の治療は、本当に私たちを健康にするためにあるのか考えましょう。