埼玉にある水素サロンセルくれんず|健康診断シリーズ⑤中性脂肪の薬
2021/04/07
「医者が飲まない薬、受けない手術」より(宝島社)
以下、抜粋☟
《中性脂肪の敵は油よりも炭水化物》
中性脂肪は、コレステロールと同様に血液中に存在する脂質の一種である。
コレステロールと違い、数値の変動が非常に大きく、1日のうちでも大きく増減を繰り返している。
~中略~
中性脂肪が高くなるのは、運動不足でエネルギー消費量が少ないか、過食、
とくに炭水化物(ごはん、パン、麺類などの主食や甘いもの)の摂取量が過剰な場合だ。
意外だが、脂肪分の多い食事を控えることは中性脂肪対策としては意味がないことが医学的データで明らかになっている。
また、「何を食べるか」だけでなく「どう食べるか」もポイントになる。
内科医の長尾和宏医師が続ける。
「同じものを食べても、早食いの人は中性脂肪が急激に高くなるし、
時間をかけて咀嚼する人は上がりかたがゆるやかになり、数値のピークも低くなります。
肉や主食うを食べる前に、食物繊維の豊富な野菜や海藻類を食べることも中性脂肪対策として有効です。
体質的に中性脂肪の高い人もいますが、大半のケースは、食事の工夫や運動で改善できます。
薬を出すとしたら最後の手段ですね」
《「血液サラサラ」の思わぬ作用》
岡田正彦医師は、中性脂肪を下げる薬の副作用には極めて深刻なものがあるため、
使用はなるべく避けるべきだと言う。
「現在、主流となっているフィブラート系とEPA(エイコサペンタ酸)を中心とした薬には、
どちらも出血を起こしやすくする性質があります。
中性脂肪を下げる薬には、血液が固まる血栓症を防ぐ効果があるのですが、
っこの働きが強すぎると血液がサラサラになりすぎてしまい、出血につながるのです。
これにより、脳出血や胃腸の出血などの危険が伴います」
岡田医師によれば、中性脂肪を下げる薬に関する医学研究を総体的に見ると、
薬効よりも副作用のほうが大きいと結論づけた論文が数多くあるという。
~中略~
中性脂肪は生活習慣病に関連する検査項目のなかでも、
比較的、自力で正常化しやすい。
薬に頼るよりも生活改善から始めるのが健康長寿の秘訣だ。
以上、抜粋ここまで☝