埼玉にある水素サロンセルくれんず|予防医療が仇になる⁈高度な検査がもたらす『過剰医療』の罠|心筋梗塞|脳卒中
2021/04/23
「医者が飲まない薬、受けない手術」(宝島社)より
日本人の死因の2位と3位にランクインしている、心臓や脳の血管の病気。
突然死を避けたいと、人間ドックや各種検査に躍起になる人も少なくない。
しかし、絶対的に正しいと思われる「早期発見」や「予防的治療」で
必ずしも寿命が延びるわけではないのだ。
以下、抜粋☟
心筋梗塞と、その前段階である狭心症の検査と治療を兼ねておこなわれるのが、
カテーテルと呼ばれる細く長いチューブを使った証拠だ。
まずは、カテーテルを足や手首の血管から挿入し、
心臓の血管(冠動脈)まで送り込む。
そして、カテーテルのなかに、放射線が透過しない液体(造影剤)を注入し、
エックス線撮影を実施する。
これが血管造影検査で、血管が詰まっている箇所を調べることができる。
通常はこの検査と併せて、詰まった場所を拡張する治療もおこなわれ、
最近では、ステントと呼ばれる金属製のリングを詰まった部位まで送り込み、
留置する方法が採られている。
この検査と治療には、二つの問題があると岡田正彦医師が警告する。
「ひとつは、血管内にカテーテルやステントといった異物を挿入するため、
血管の内面を傷つけてしまうことです。
造影剤にアレルギーのある人もいて、検査に伴う合併症が起こる危険もあります。
もうひとつは、処置の最中、ずっとエックス線テレビによるモニターがおこなわれているために、
甚大な放射線被ばくがあることです。
ある研究によれば、その被ばく量は1回の処置で、
胸部エックス線写真撮影1枚分の2万倍と計算されています。
しかも、海外の医学調査で、この処置をおこなわなかった患者のほうが長生きしたというデータもあります」
治療上、必要な検査であることが多いが、
症例によってはMRAやCT,エコー検査などで代用可能な場合もあるという。
おおきな病気を未然に防ぐ予防医療は大事だが、
むやみに検査をありがたがることは、必ずしも健康につながらない。
岡田医師は、近年人気の人間ドックにも疑問符をつける。
脳ドックは検診の一部で、基本的には脳に明らかな病気や症状を抱えていない人が対象となる。
CTやMRIなど、ハイテクを駆使した画像検査法によって、
自覚症状のない動脈硬化症や脳梗塞、小さな動脈瘤まで見つけ出すことが可能だ。
そう聞くとすぐれた検査に思えてくるが、問題はその先だ。
たとえば動脈瘤が見つかって手術をしても、
放っておいた場合と比べて大きなメリットがあるわけではないというのだ。
岡田医師は、
「動脈瘤を見つけた場合に手術するかどうかは医師にも判断は難しい」と話し、
アメリカ、カナダなどの医師らによる興味深いデータについて説明する。
それは、過去に脳出血を起こしたことがなく、
脳動脈瘤が見つかった1077人を追跡調査したものだ。
「5年の間に、このうち41人に脳動脈瘤の破裂が認められました。
動脈瘤の大きさ別では、7㎜未満は0.2%、7~9㎜未満は0.5%、9㎜以上は3.1%でした。
一方で、破裂予防のためにカテーテルや外科の手術を受けた人は
術中や術後に脳出血や脳梗塞を起こす割合が高く、
1年後に2.7%の人が、治療が原因で亡くなっています。
治療の結果、後遺症が出た人も含めると、不利益を受ける人は12.6%にのぼります」
このように、症状が現れていない病変を無理に見つけ出して治療を施した結果、
かえって健康を害してしまうことが少なくないのだ。
健康ブームにのって、脳ドックのような特化型検診も人気を集めている。
しかし、健康志向が「過剰医療」つながって仇となる可能性は頭に入れておかなければならない。
以上、抜粋ここまで☝
治療のためのX線撮影(レントゲン)で、放射線被ばく!
あげく処置の最中ずっと、レントゲン撮影1枚の2万倍の被ばく‼
これは由々しき問題ではありませんか?
病気を治すと謳っている側が病気をつくっている構図。
映画・ゲーム「バイオハザード」のごとく、
ゾンビウィルス毒をつっくた側が解毒剤も持っているのに似ていませんか?
こういうマッチポンプ構造に気づく必要が少なからずあると思います。