埼玉にある水素サロンセルくれんず|分子栄養学|タンパク質はリサイクルされる
2021/05/14
遺伝子情報から生成されるアミノ酸を原料としたタンパク質が身体を構成します。
そう聞くと、いっぱい摂ったほうが良さそうですよね。
実際、糖質制限ダイエットなどで炭水化物をプロテインに置き換えている人も多いと思います。
ただ、タンパク質は『オートファジー』という作用で約80%が体内リサイクルされます。
原料であるアミノ酸に分解され、必要なタンパク質に再構成されるのです。
◆オートファジーとは…
酵母や植物、動物など、すべての真核生物に備わっている細胞内の浄化・リサイクルシステムです。
細胞内の変性タンパク質や不良ミトコンドリア、さらには細胞内に侵入した病原性細菌などを分解して浄化することで、
さまざまな病気から生体を守っています。
また栄養状態が悪くなったとき、過剰なタンパク質を分解して、生存に必要なタンパク質にリサイクルします。
(2016年のノーベル医学・生理学賞 大隅良典東京工業大学栄誉教授)
つまり、食べることによって摂り込む新しいタンパク質の影響は、
20%ほどに過ぎないということになります。
たしかにタンパク質は大切です。
ですが、身体に良いからとむやみやたらと量を摂るだけで思考停止するのではなく、
80%が効率よく代謝されることに意識を向けることのほうがとても大事だと考えます。