埼玉にある水素サロンセルくれんず|油は量より質と比率
2021/08/02
油を使った商品には、「低脂肪」「油分控えめ」などと表記されてヘルシーさをアピールしているものが、安いもの高いものさまざま出回っている。
はっきり言おう。
大手メーカーの、ヘルシーを謳っている油に、健康的なものは一つもない。
売り場に並ぶ時点で、酸化しているからだ。
看板(ラベル)に偽りありなのだから、ギフトで人に贈るなどもってのほかである。
油には「必須脂肪酸」という体内で合成できないものがある。
この必須脂肪酸は【オメガ3】と【オメガ6】に分かれる。
【オメガ3】亜麻仁油、しそ油、えごま油、インカインチオイル、青魚、海藻
【オメガ6】サラダ油、コーン油、大豆油、菜種油、紅花油、ごま油
お分かりいただけるだろうか?
一般的に家庭で使われている油のほとんどが【オメガ6】の油である。
ここで、私たちの身体の健康のために大切なのは、摂取する油の「量」ではなく、その「比率」であることに着目することだ。
理想的な比率とされているのは、オメガ3:オメガ6=1:4である。
現代人が、この比率が平均で1:10、極端な人では1:40にもなっているとされる。
バランスが崩れてしまっているのである。
オメガ6の割合が多くなりすぎると、体内で炎症が促進しアレルギーが激化する。
さらに、オメガ6で肉を焼くなどして牛や豚を食べすぎていると、そのエサは大豆とトウモロコシなので、それだけでオメガ6(アラキドン酸)を大量に摂取することになってしまう。
一方、オメガ3は、体内の炎症をやわらげ、アレルギー反応をおだやかにする作用がある。
スーパーに行けば一目瞭然だが、コーン油や大豆油などのオメガ6は安価で、亜麻仁油やえごま油などのオメガ3は高価である。
安いからというだけで選ぶのか、高くても身体のために投資をするのか、その判断は消費者に任されている。
なお、オメガ3の油は酸化しやすいので加熱調理には向かない。
加熱調理をするなら、オメガ9のオリーブオイルがおすすめである。
オリーブオイルに多く含まれるオレイン酸がアンチエイジングにいいそうだ。
とはいえ、オリーブオイルも玉石混淆という状態だ。
オリーブオイルの選び方は、次の投稿でお伝えする。
とにかく、オメガ6はその比率を減らすようにすること。
オメガ3であっても、大量生産している大手メーカのものは酸化しているので避けるようにする。
選ぶなら、高価かもしれないが少量で遮光性の高い瓶に詰められているオメガ3だ。