埼玉にある水素サロンセルくれんず|発泡酒をビールらしくするために入れられるもの
2021/08/23
発泡酒はビールのように見えてビールではありません。
値段も、原材料も、製造方法も違います。
麦芽の使用率が原料の3分の2以上のものをビールといい、3分の2に満たないものを発泡酒としています。
「第3のビール」といわれる新ジャンルになると、麦芽はまったく使用されません。
穀類、糖類などの原料を用いて作られています。
当然、ビールらしくするために、食品添加物もかなり使われています。
麦芽使用率や原材料の違いによって、かかる税率が違うため、ビールに比べて安く売ることができるのです。
グラスに注いでしまえばビールにしか見えませんが、おそらくビール好きの人で、ビールより発泡酒のほうが、第3のビールのほうが美味しいと思って飲んでいる人などいないでしょう。
消費者が安さを求めるから、メーカーも作るのです。
消費者が、ビールより安くて酔えるものを求めている限り、発泡酒はなくならず、新たなジャンルもどんどん増えていくことでしょう。
発泡酒はビールではないと割り切って飲む分には構いませんが、何やら食文化の貧しさを感じるのは私だけでしょうか。
ビールにはビールの歴史があり、ビールの本当の良さがあるはずです。