埼玉県の越谷市にある水素サロンセルくれんず|健康長寿の三本柱|ビタミンとミネラル
2021/12/19
健康長寿の三本柱の3本目は【ビタミン&ミネラル】です。
越谷技博では、マグネシウムオイルを扱っている都合上、ミネラルの話に徹しましたが、ビタミンもそれに並ぶくらい重要です。
ブログでは、これでの栄養学とは違う栄養のことを書きます。
さっそくですが、既存の栄養学が『古典栄養学』と呼ばれていることをご存じですか?
医療の病院食も、学校の給食も、管理栄養士という資格持ちは、古めかしい理論でカロリーなどという謎めいた数字を駆使して献立を作っているのです。
そんなカロリー理論の元凶が『フォイト栄養学』であり、日本人はベルツ医師に従うべきだったと私は考えますが、その話はまた別の機会に。
現在、私がかなり共感する点が多いのが【分子栄養学】です。
突然ですが…
友人が良いと勧めるサプリメントを服用したが、自分には全く効果がなかった
という経験はありませんか?
どうしてこのような事がおこるのでしょうか。
この原因を解明するカギが分子栄養学です。
分子栄養学とは、
「細胞の中にある遺伝子を最大限に活動させるために必要な栄養素と、その量を科学する栄養学」
のことです。
分子栄養学では、個人間での個体差や状況における必要量の差を考慮に入れ、 栄養素の不足によって機能の低下が引き起こされないような栄養条件を求めていきます。
個体差とは、身長、体重、体質など身体的な差。
状況における必要量=環境の差。
例えば、ストレスが多ければ必要量は多くなるということです。
分子栄養学上で「健康」とは 「60 兆個ある細胞が全体として調和のとれた活動をしている状態」と定義されます。
そして遺伝子を元にしてつくられた生理活性物質の体内濃度により、 健康レベルが大きく左右されると考えます。
今までの古典栄養学は、摂取カロリーや栄養素の比率の統計をとり、 その量を目安に食事から摂取するというものでした。
ですので、ビタミン&ミネラルの位置づけも、欠乏症にならない量の摂取しか考えられていません。
古典栄養学の問題点はここにあります。
なぜなら、ビタミンには摂取量に応じて作用が変わり、 また、高濃度になると薬理作用が見込めるものもあるからです。
ただし、人によって薬理作用を発揮するために必要なビタミン&ミネラルの量には大きな違いがあります。
ですので、個体差と状況差をカバーするために、 どの栄養素をどれくらいの量摂取していくかを戦略的に考えていく必要があるのです。
そもそも個体差とは何故おこるのでしょうか?
端的に言うと、個体差は各酵素の反応効率の違いにより引き起こされます。
「酵素反応」という言葉は聞きなれないかもしれません。
酵素反応率とは、車に例えれば燃費効率にあたります。
その酵素反応をあげるものにビタミンやミネラルなどの栄養素があるので、 酵素反応とは、サプリメントの効果を測るものであるとも言えます。
生体内では,たくさんの酵素が働いています。
それらの酵素の多くは、酵素はタ ンパク質以外の成分を必要と必要としています。
酵素反応が起きるためには、酵素の元となる基質(タンパク質)に補酵素(ビタミン)が結合することが必要 になります。
サプリメントの効果(=酵素反応)に個人差があるという事は、この結合効率に大きな差があるということです。
その為、必要となるビタミン&ミネラルの量には大きな個人差があるのです。
体内で起こる酵素反応の結合率は人それぞれ異なり、そのため必要な栄養素の量は人それぞれで大きな開きがあります。
この結合効率のことを親和力といいます。
著明な研究者によると、この親和力の違いは、およそ数十倍から百倍程度の違いがあります。
つまり、ある結果をだすために1という単位あれば充分な人もいれば、その 100 倍を摂取しないと効果がでない人もいるのです。
ところが本来 100 必要な人が10 しか摂取していなければどうでしょうか?
当然サプリメントを飲んでも結果がでないということになるのです。
特に、何らかの症状が出ているということは、その人にとって必要な栄養素を満たせていないということです。
必要となる酵素反応が起きず、生理活性物質が作られないために症状が起きているのです。
また、一般的にストレスの少ない普通の生活をされている人と、毎日徹夜をして激しく仕事をされている人やアスリートを比較してみると、必要となる栄養素の量は大きく異なります。
大切なことは、状況に合わせて、その 人にとって必要な栄養条件を満たしていくことが大切なのです。
巷でおこなわれているサプリメント治療では、全くといっていいほど栄養条件が考えられていません。
だからこそ、ある人で効果が出たので試したけれど、自分では少しも効果がでなかったということになるのです。
「○○だけを使用してアトピーが治った」とか、あるひとつの商品での改善例をうたっているところは、個体差を 考えていない典型例でしょう。
栄養療法では、効果が出やすい人と出にくい人がいることを前提に、その人にとっての栄養条件を求め、個人にあった療法をオーダーメイドで施すべきです。
だからこそなかなか治らないといわれているアトピー性皮膚炎なども完治に導いていくことができるのです。
真の栄養学とは、栄養条件なくしては考えられません。
個体差と状況差をふまえたアドバイスができずして栄養は語れないのです。
古典栄養学では、日本人は健康になれないということを認識してください。